内面の美しさを引き出し、さらに磨いてくれるもの。
日本の衣食住の本来のあり方を、「着物」を通じて伝承しています。
それは、循環文化で自然との「共存共栄」を基本とするものです。
「着物」の着付けを通して、骨格や内臓の働き
色や柄を通して日本の美的感性の奥深さを伝え
本来の自分に立ち帰る生き方を理解していただいています。
「着物」を深く学ぶことによって気づいた日本人の心のありようを
日常のあらゆる場を通して伝承しています。
きもの記事関連の編集、販売企画
きものや小物の製作、着付け教室等を行っています。
「着物を大切と思う心があらゆる立居振舞の基本となる」
美しい着物と言葉の関係
シンプルで気持ちいい着付け方
冠婚葬祭のほんとうの意味と行い方
「和」「礼節」そして「愛」
着物を着ることで見えてくる様々な日本人の心
生きることを美しく、そして充実させるための
あらゆる方面からの「気づき」をテーマに仕事をしています。
内面の美しさを引き出し、さらに磨いてくれるもの。
日本の衣食住の本来のあり方を、「着物」を通じて伝承しています。
それは、循環文化で自然との「共存共栄」を基本とするものです。
「着物」の着付けを通して、骨格や内臓の働き
色や柄を通して日本の美的感性の奥深さを伝え
本来の自分に立ち帰る生き方を理解していただいています。
作る人、売る人、買う人の掛け橋的な企画をプロデュースする
産地アドバイザーとして着る人たちの意見を作る人へ伝える
取材や企画で培った独自のルートを使ってきもの・帯のデザイン&販売
着る人の立場から考えたオリジナル下着の開発・製作・販売
国産の養蚕業、絹生産を支えるために絹製品の寝具の開発と販売
「着物」は「着る人」
特に女性が着心地よく感じられるよう作られています。
人が快適に感じる衣服内温度というのは
だいたい31度前後、湿度は50%前後だそうです。
袖口、身八つ口、裾、衿、ふりなどによって
風通しが良く作られている「着物」
ちょうど人が快適と感じる湿度を保ち、温かく保温をしてくれています。
でもこれは、「素材」が天然物でないとダメです。
湿気が多い夏の暑い盛りは麻がよいですが
それ以外の季節でしたら絹が最高です。
絹には、それ自体に浄化力や消臭作用があり、弾力があるので
しわになっても元に戻る力があります。
下着は、素肌に直接触れるものですから、なおさら絹が良いです。
昔、女性が「着物」の下につける下着として
湯文字(ゆもじ)という腰布が使われていましたが
湯文字は骨盤をしっかりと固定し
子宮を冷やさないという目的もあったようです。
またお腹をすっきりと引き締め、ヒップをキュッと引き上げるので
「着物」の姿を美しく見せ、着崩れを防ぎます。
湯文字は、ひと昔前まで紅花で赤く染めたものが多かったです。
赤い色には血流を良くし、活気を与える効果があることが知られていますが
昔の人はこの事をちゃんとわかっていたんです。
「着物」は、着ているだけで注目度がアップするもの。
つまり、女性にとっては自分を輝かせるチャンスです。
「着物」を着たときに美しく見せるコツは、まず背筋を伸ばして姿勢を正すこと。
首を少し伸ばすだけでも若々しく見えます。
姿勢がよくなると、おへその少し下あたりにある丹田(たんでん)に力が入ってきて
気力が充実し、あわてなくなります。
そして、何事も少し控えめにしておくのがポイント。
控えめにすることで周囲がよく見え、場の雰囲気が理解できます。
するとそれだけで優雅な振る舞いに見えますし、周りからも好ましく思われる
そんな「良い気」の循環の中に身をおくことができます。
これこそ「着物」の効果。
少し緊張感を保ちつつ、自分が主役という感覚で過ごすのがよいと思います。
絹の中にはきもの、帯、着物回りの小物があります。
絹の研究において「蚕糸功績賞」を
「一般社団法人大日本蚕糸会」から頂きました。
総裁は、常陸宮です。
絹を一般に広めているという証明になるのですが
「蚕の研究」を地道にすすめて40年です。
農学博士たちと一緒に蚕から絹に対しての科学実験で
絹の強さはあらゆる繊維に比べて秀でているということを証に
自信を持って絹を薦めています。
絹には
活性酸素の除去、電磁波の防御、UVカット
消臭性、免疫を高める、速乾性、保湿性…
このようにたくさんの効果効能があります。
絹で生み出される製品
湯文字・また割れ、裾除け、胸当て、肌襦袢、長じゅばん
きもの、帯、腰ひも、帯板締め、帯枕、褌、マスク、手袋…
着物と帯のデザインもしています。
京都、結城、奄美大島、沖縄、東京、十日町など
各地のメーカーとも直接取引ができます。
戦争が終わった時、私は9歳でした。
昭和初期までの礼儀正しい
日本人としての躾を受けて育ちました。
戦後の教育は、日本を否定する教育が75年続き
日本人のほとんどは
本当の日本人の人としての「品格」を身に着けておりません。
「品格」ある日本人の顕著な例は
西郷隆盛と勝海舟の無血開城につきます。
立場の違った二人がお互いの意見を出し合い議論し
そのうえで二人の共通の思いが万人の幸せだったのです。
それで日本は他国から攻められることもなく、国が二分することもなく
前日と同じような生活が続けられました。
しかし、その「品格」が今、欠如しています。
その「品格」を取り戻すには、長い歴史の中で培われた
日本人の「知恵」と「勇気」と「決断」を取り戻し
各自が自立して大人にならなければなりません。
それが「品格」です。
15000年続いた縄文時代は、武器が全く出土していません。
争いのないコミュニティだったのです。
この遺伝子を持つ日本人に争いは無用です。
みんなが楽しく、自分の得意なことをして
みんなで豊かになり、みんなで助け合う。
みんなで楽しむ、これは「古事記」で見る神の世界そのものです。
そういう生活ができていたのが日本です。
世界でも日本だけです。
私は、日本を様々な面から研究してきました。
日本人が持つ衣食住の知恵
更に自然との共存共栄で培った自然との付き合い方
その一つ一つを日常の生活の中に生かすため
多くの方と共有していきたいと思います。
記者生活、編集者として日本中を駆け巡り
日本の様々な習慣や風習を取材し
またいろんな階級の人々との取材から見える
様々な日本人の知恵を繋いでいきたいと思います。
何より日本人であることに誇りを持ち
世界に羽ばたく人々を応援していきたいと思っています。